吐露

家族のなかの一人、学校のなかの一人、社会のなかの一人、その事実だけで息苦しくてたまらないときがある。生きるということは、時を重ねるということであり、時というのは戻せないものである。私は、私の両親の元に生まれてから、もうすぐ二十二年経つ。就…

『100回泣くこと』中村航

上手いことを言おうとすればするほど、言えなくなる。そんでもって、言おうとする気持ちがしぼんでいってしまう。買ったばかりのノートの初めのページに書くことと、「ちゃんとした読書記録をブログ形式でまとめよう」ということは全くもって同じ気持ちなん…

『恋読』小橋めぐみ

なんだこの生ぬるい風、なんだこの気持ち良いお日様。幸せすぎるぞ。15時くらいに人と会う約束をしていて、その時間に着くには13時くらいの地下鉄に乗らねばならなくて…一番気持ちの良い時間を、暗くて息の詰まりそうな地下鉄に乗るのがどうしても嫌で、待ち…

新潮読書クラブ 『痴人の愛』を石田衣良さんと読む

こんにちは。初めまして。起きていますか。21歳女子大生。本が好き。人は好きだけど、友達を数でいえば極少ない。いつのまにか妄想してる。そしてそれをSNSに垂れ流してはなんともいえない満足感を得て安心して眠りにつく人。高校のときにお付き合いしていた…